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2024.12.26
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2024年の海洋保全の取り組みを振り返って Protect the ocean in 2024

早いもので、今年もあとわずか。

柏屋は生業として日常的に魚介類を料理して日々の糧を得ていることもあり、海洋の問題を考え取り組んでいます。

今年一年の活動を振り返ります。

・柏屋は、2024年4月からレッドリストに掲載される鰻を献立から外すことを決めました。鰻の資源量が一定の改善が見られるまで、もしくは環境負荷の少ない完全養殖が実用化するまで、鰻を使用しないことを決めました。

・海洋資源の持続可能性を考える上で養殖魚の利用は必須だと考えています。環境への影響を考え人にとって安全で美味しく、低環境負荷の生産方法に取り組む、魚の生産者「大瀬戸水産」と連携し、魚を人の手で育てる意味を改めて考え、養殖魚の将来に向けた可能性を追求しています。

大瀬戸水産様と


人の手で育てられた大瀬戸伊佐木

・料理人として海洋資源、海洋環境の問題に取り組み、考え、行動する「RelationFish株式会社」(総料理長・松尾が所属)。研究機関との共同研究は3年目に入りました。天然の魚粉を使用しなくても成長する藻食魚「アイゴ」の親魚から1500匹の採卵した稚魚が産まれました。そのうち100匹は、親魚にするため継続飼育中です。残りの魚は海洋資源保全の意識伝播のために、近隣の学校、串本の海浜公園などに無償で提供しました。

RelationFishのメンバー


藻食魚アイゴ

・フードマイレージ(食料の輸送にかかる環境負荷を数値化したもの)を下げるため、大阪およびその近隣地域の食材を使用するようにしています。

・世界でも早くからダイバーズウォッチを作ってきたスイスの時計メーカー「BLANCPAIN」は、海洋保全の活動に取り組んでいます。その日本唯一のブランドフレンドとして、柏屋も海洋保全に取り組みます。

引き続きこれからも、わたしたちでできることを考え、行動に移して参りたいと思います。

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